ほたるの光で
初島が見えています
市内の小中学校では、明日、離任式が執り行なわれます。人事異動される先生方とのお別れの式です。
初島保育園に2年間勤務して、異動辞令がでた年。島の学校の離任式の日の夜、島の人達に学校の先生方と一緒の送別会をしていただきました。
そして翌日の朝。島にほたるの光の曲がが流れる中、島中の人たちに港で見送られました。
別れのテープがちぎれても、船が小さくなって見えなくなるまで、手を振って送っていただきました。
卒業式以外に、ほたるの光で見送られる経験は初めてのことで、ゆっくりゆっくり送られる人、送る人が小さくなっていく。見えなくなっていく。何とももの悲しい船の別れが思い起こされます。
今回の大震災で、石巻市の大川小では、全児童108人のうち無事は3割。下校前の先生や子どもを、大津波がのみこんだ。そして、帰らぬ児童、生徒は、岩手、宮城、福島の3県で計1000人を越えた。という新聞記事を読みました。
もうすぐ入学シーズンを迎える今、悲しすぎる数字に胸は震えております。
震災で愛児を失った両親や家族の思いは、はかり知ることができません。
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コメント
毎週、金曜日のあの時間が来る度に、ほんの数週間前までは、いえ運命の時間の数秒前までは、海は穏やかで北国の長い冬が終わりかけ、人生の最初の門出とも言える、小学校の卒業式を期待に胸膨らませ待ち侘びた子供たちの輝かしい未来がそこに、あったのだなと思うたびに、胸が一杯になるのは私だけでは無いと思います。悲しい哀しい現実に何度でも何度でも泣いてしまいます。気の毒過ぎる現実に。
投稿: 路加 | 2011年3月30日 (水) 20時10分