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2011年1月12日 (水)

養護施設の話 伊達直人共感現象に思う

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寒いですね。

厳しい寒さの中、メディアから伝わってくる世の中をめぐるタイガーマスク現象。心温まるお話ですね~。一人のヒーローが起こした行動への共感が人の心を動かし、その輪が広がっています。い~い話。

こんな現象、今まであったでしょうか。施設の子どもたち、喜んでいるでしょうね。私も、もしかしたら誰よりもこの現象に喜び、感動している人間かもしれません。そして、感動と共に思い出しました。40数年も前のことを・・。

岡山の高校卒業後、兵庫県の養護施設に2年間勤めました。私は、小学5年の時、母と死別し、とても寂しい想いをしました。その想いが、施設で過ごす子ども達の為に働きたいと、行動を起こさせました。

養護施設は、いろいろな事情があって親と一緒に暮らせない環境不遇な子ども達が寝起きを共にし、過ごしているところです。

情熱をもって勤務した施設は、乳児から中学生まで(高校生が一名いたかな)120名定員のかなり大きな施設で、親が行方不明だったり、親に捨てられたり、虐待されたりと一人一人が事情のある子ども達が一緒に生活をしていました。

情熱の塊を持ってスタートした保母(今は保育士)の仕事は、小学高学年生8~10名の受け持ちから始まりました。子ども達の身の回りの世話や、部屋の掃除から洗濯、破れた洋服のつくろいまで、一般の家庭でお母さんがやることはすべてやりました。

う~ん。お母さんと言うより、お姉さん的存在で子ども達に接していたかな。子ども達は一見元気そう。私も、若さとパワーで元気いっぱい。

でも子ども達はみんな、内面は深く傷ついていた。

当時、本当にいろいろ出来事があり、その一つ一つに社会の底辺で暮らす子どもの姿を見ました。

施設で働いた2年間は、私がそれまで考えていなかった自身への気づきを得ることになった、人生で最も貴重な経験でもありました。

人生を振り返ったとき、あの二年間だけは今でもはっきり鮮明に甦ってきます。

施設の子ども達の顔や姿、出来事、そして若かった私の姿。思い出すと涙がこぼれそう。

40数年も前のことなのに・・。

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