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2011年1月18日 (火)

はかない命

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養護施設で

秋のある朝、難病を抱えていた2歳の男の子が幼児室で亡くなっていました。

幼児室の子ども達とは、普段からあまりふれ合いがなくて、訃報を聞いたときには亡くなった男児の顔も思い浮かばなかったくらいです。

この世に生をうけて、わずか2年で、しかもたった一人で旅立っていった男の子。はかなく消えた命。寂しく悲しすぎる男の子の宿命に涙が止りませんでした。

男の子は、両親とも行方不明で、時々は祖母が施設に会いに来ていました。

ささやかな葬儀を施設で行いました。両親は連絡がとれず、祖母も葬儀にはやってきませんでした。

火葬場でも両親や祖母を待ちましたが限界になり、棺おけに蓋がされそうになった直前に祖母がやって来ました。

冷たくなった男の子に「ごめんな~。ごめんな~」とすがって泣きじゃくった祖母。生まれてすぐ、両親に捨てられ、思い病気で召された2才の子。

何の為にこの世に生まれてきたのか、また、哀れな祖母の姿に言葉は見つかりませんでした。

葬儀が終わった夜のこと。行方不明の父親が酔っ払って現われ、「わしの子どもを返せ。子どもが死んだのは施設のせいだ」といつまでも、くだをまいていたそうです。

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