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2010年12月13日 (月)

アタミステリー

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「藤中善作は、この海に望んだ温泉町で、親の代から靴屋を営んでいる。」

という書き出しから始まる熱海「秋季誘客キャンペーンの一つ「アタミステリー紀行2010」。

作家森村誠一氏が、この企画のために書き下ろした、熱海を舞台とした短編ミステリー「熱海の靴屋」を読んで、市内を散策し、なぞ解きにチャレンジしようというものです。

主人公の靴屋、藤中は実際にある熱海の靴屋さん。名前の善作は私も時々行くそば屋「善作」からとっていることが直ぐにわかって、面白さがこみ上げました。

こんなキャンペーンが行われているとは、熱海に住みながらつゆ知らずお恥ずかしいことです。ミステリー作家の森村誠一さんは、熱海の街中にあるマンションによく来られていて、街中で姿をお見かけしたという話もよく聞きます。

かなり前の話ですが、私が勤めていた保育園の前にお住まいのマンションがあり、ある時、突然ひょっこり、森村氏がすっごく大きなトトロのぬいぐるみを抱えて来園されました。園児たちにトトロのプレゼントを持って来てくださったのです。あの時は本当に驚きました。

またある時は、食事にいった中華料理店で隣の席に座っておられ、食後、私と同じ健康食品を出して飲まれたので、思わず「あっ、それ私も飲んでいます」と声をかけたほど、気さくで自然体の方でした。

さて、このミステリー短編の中に三つのミスを見つけると、謎が解けた方の中から抽選で豪華商品があたるという問題編が「熱海の靴屋」です。

真心をこめてコツコツと靴を作る靴屋善作のもとへ、靴の注文をしにお客が次〃にやって来るのですが・・・。

さらっと読んだだけですぐに、ミスだとわかる内容があり、声をだして笑ってしまいました。

それは、国道沿いにあるパチンコやの屋上にパチンコ玉を持って立っているゴリラがいて、実際に目をひいているのですが、これがライオンとして靴屋へ行き、ぎょっとして立ちすくんだ善作に「怖がらないで下さい。パチンコ屋の足場を組みかえることになったので、その間に靴を作ってもらおうと、屋上から降りてきたのです」というのです。

面白いでしょう?これは明らかにミス発見。私にもすぐにわかりました。

それにしても、森村誠一氏の「熱海の靴屋」。なんと豪華なことか。

熱海は、温泉あり、風光明媚、東京へ新幹線で50分という便利な立地条件等〃から、多くの有名人や著名人が別荘を持ったり、住んでいらっしゃったりするのですよ。

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