今年も届きました。岡山県の備中小豆が。
私のふるさと、岡山県高梁市備中町でとれる小豆は、知る人ぞ知る小豆のブレンド品です。
このことを教えてもらったのは備中町の山奥の奥、標高の高いところに住んでいた叔父(現在倉敷市在住)なんです。
叔父はとにかく博識、器用な人で、興味深い話が果てなく続く楽しい人です。
6,7年前に叔父を訪ねた時、いただいた赤飯のおいしさにに驚き、その訳が小豆の質にあることを知りました。
霧がかかる高地で栽培される小豆は、「味も香りも日本一じゃ」と聞き、驚いたことを覚えています。
18歳まで備中町に住んでいた私が、約40年後に日本一の小豆の存在を知りうれしく誇りに思ったものです。
あの時以来、同級生の従兄弟の方にお願いして毎年この時期に小豆を送っていただくのです。
「ああ、今年も故郷の味が届いた」と荷物を開けると、畑のダイヤが輝いて姿をあらわす。ワクワクする瞬間です。
そして、ちょっぴり自慢をそえて友人にもおすそ分け。
備中小豆は、本当においしい!香りも味も日本一です。
数年前、歌舞伎座に歌舞伎を観に行った時のことです。
歌舞伎座に出店していた、銀座甘味どころの店員さんの「日本一の備中小豆を使用しています。いかがですか~。」という声に、私は耳を疑いながらもその声に引き寄せられて、「ゆで小豆」を買い求めました。
ふっくら、やわらかく、香り抜群の大納言小豆はアイスクリームとマッチしてこの上なく美味でした。
歌舞伎座で偶然、東京銀座の有名なお店の備中小豆と出会うなんて、「ふるさとの備中小豆は、叔父が言ったとおりブランドなんだ」と思いこのうえない喜びを感じました。
子どもの頃一緒に遊んだ小豆の君へ。いつも貴重な小豆を送って頂いてありがとうございます。
うれしいな~。明日は、さっそく小豆を煮ましょ。
きっと家中に、いいえ、もしかして外にまで小豆の香りがプ~~ン、プ~ンと漂っていくでしょう。
最近のコメント