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2009年9月

2009年9月30日 (水)

豊かな実り

用事があって伊豆市韮山方面に出かけました。

田方平野の田んぼは、稲穂がたわわに実り頭をたれていました。稲穂の色はまちまち、これから順番に稲刈りが行われるのでしょう。

豊かな実りを見ていると私の心までふくよかな気持ちになり、食欲をそそっておいし~い新米を食べたい願望がわいてきました。

おいしいだろうな~。

やーまだのなーかの一本足のかかし~~天気のよいのにみのかさつけて~~

田んぼには案山子もたっており、稲刈りの時期、両親が稲を刈る姿を確認しながら、田んぼで虫取りに夢中だった幼い頃を思い出して懐かしくなりました。

田んぼのそばの畑の一角にはコスモスがさいていました。

コスモスが大好きという知り合いの方にも見せてあげたいな。

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2009年9月28日 (月)

夏の終わりのドライブ

25日、友人のヒロさんに誘われて、夏の終わりのドライブに行ってきました~。

目的地は伊豆稲取の細野高原。名前も聞いた事のない高原ですが、ヒロさんは以前いった経験があり、もう一度行きたいと思っていたということで誘ってくれました。

「むっむっ!もう一度行きたいとは、余程いい所に違いない」と私の胸はワクワクでした。

天気は快晴。ただし、水平線の上にずっと動かない横になが~~い雲がありました。それ以外は雲ひとつない、あくまでも青い空。

空よりはるかに深い紺碧の伊豆の海。

空と海の青、それだけでじゅうぶん満足なり。

稲取の手前で車を止めて深呼吸すると、吐く息とともに海に吸い込まれそうな程の青と白波。

熱海湾と違うスケールの大きさに圧倒されました。

細野高原に着くと、これまたしゃっくりがでるほどの驚き!

いくつも超えていく山がまるで白髪頭のように見える。「どうして?」と思う間もなく、それぞれの山一面のススキが太陽に輝いていることがわかりました。

こんなススキの山また山、見たことがない。箱根の戦国原なんてもんじゃない!なに?このスケールのでかさ!

途中何ヶ所かある駐車場を通過して、最後の駐車場で車を止めて頂上へ。

視界は360度。正面には伊豆大島、また伊豆七島も望め、天城の山々も見渡せる絶景に感動することしきりでした。

ヒロさんが、ぜひ見せたいと言った湿原地はここのところの降雨なしでカラッカラに乾いていました。残念!

夏から秋へのさわやかな風が吹き渡り、自然が雄大な細野高原は、いま季節が通り過ぎつつあるな~と肌で感じました。

ドライブお勧めですよ。

心は今日の空のように快晴。とっても楽しかった!

ヒロさん、ありがとう!

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2009年9月27日 (日)

秋の草花たち①

 リンドウ ・ ナデシコ ・ ダンゴギク?

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秋の草花たち②

シロハギ ・ ? ・ ?

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秋の草花たち③

マツムシソウ ・ オミナエシ ・ ノコンギク

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秋の草花たち④

トリカブト ・ シロヨメナ ・ ?

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2009年9月24日 (木)

ハイキング④ 秋の草花

石仏の道ハイキングコースには、秋の草花が穏やかに可憐に咲いていました。

草花はそれぞれの存在感を主張しているようにおもいました。

(写真) 萩 ・ フジバカマ ・ われもこう

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2009年9月23日 (水)

ハイキング③ 石仏の道

石仏の道ハイキングコースには、一丁目ごとに石仏が微笑んで立っていています。

石仏は日金山への参拝者の無事を見守ってこられたのでしょう。優しいお顔をみていると、突然、猪が現れても足が滑ったりしても(笑)、守っていただけるのではという気がしてホッと安心感で包まれます。

輝くすすきを見ながら下っていると、視界に熱海の街が広がる場所があり、そこでお弁当を食べました。

晴れて視界のきく日は、伊豆七島や房総半島までもが見える場所です。

清清しい空気、青空の下で草花に囲まれて食べるお弁当の味は最高!

秋の自然に身近にふれてい~い日でした。

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2009年9月22日 (火)

ハイキング② 日金山石仏の道ハイキングコース

東光寺でお参りして、お彼岸の時だけ開いているお店でみそおでんを食べてから、石仏の道ハイキングコースを下りました。

足元には所々掘り起こされている場所があって、それは猪の仕業だと知って驚きました。夜行性の猪は夜中に獲物のミミズを食べるようです。

猪も生きるために必死なんですね。

真っ青で雲ひとつないハイキングコースを歩いていると、すすきの穂が太陽を浴びてきらきら輝き、マツムシソウ、アザミ、萩、おみなえしなど秋の草花も可憐に咲いていて、気分は晴れ晴れ、もう、最高でした!

草花の咲いている草むらでお昼寝をしたくなりました。

今日、夕方のウォーキング、桜の木の下のつつじの植え込みの中から虫の音合唱団の鳴き声が響き渡り、なんとも心地よく虫の音を聴きながら植え込みの道を何度か行き来しました。

いい季節、さわやかな風を感じます。

桜の葉っぱも緑が薄めき、季節の移り変わりを感じます。

(写真)石仏の道ハイキングコース・まつむし草とわれもこう・あざみ

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2009年9月21日 (月)

家族がそろって

お彼岸で、息子の家族、娘と久しぶりに家族が全員揃いました。

普段の静かな我が家も、今日はにぎやかでした。娘は甥っ子に久しぶりの再会でした。

中心はもちろん、元気いっぱいのちびともも。ちびとももの言葉、興味、あそび、動きにみんなで笑ったり驚いたり、楽しい一日でした。

ちびとももと一緒に過ごすとエネルギーを使いますが、その何倍もエネルギーをもらい元気になります。

歌の文句ではないけれど、{なんでこんなにかわいいのかよ~♪}そのまんま。

みんなが帰って静かになった深夜、外から話し声と女の人のすすり泣きがきこえています。

女の人のすすり泣く声はなんだかとても悲しそうです。なにがあったのでしょうか。

今、虫の音も止んでいます。

(写真) 十国峠の広場からの空 ・ 秋桜 ・ ほととぎす

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ハイキング 日金山

雲ひとつない空の下、主人と久しぶりに帰ってきた娘とともに十国峠の広場、日金山から熱海市土沢に下るコースをハイキングしました。

「今日こそはきっと」の期待は、やはり裏切られることなくやっと富士、雲をかぶっていない富士山を峠の広場から見ることができました。

やっとの感動!日本一の富士は悠々としていました。よかった!

ところで、私、知らなかったのですがよーく晴れた日には十国峠から東京の霞ヶ関ビルがみえるんですって!ご存知でしたか?

日金山東光寺はお彼岸でお参りの人が大勢でした。

日金の山には、伊豆地方で亡くなった人の霊魂が集まると言われています。

東光寺への道に入ると辺りは霊験あらたかな雰囲気が漂い、立ち並ぶ奉納の赤い旗には、3年前になくなった息子の友だちの名前もありました。

情熱の赤は切なくて、悲しみ色に変わってみえました。

いつもは静寂の日金の山に御詠歌が響き渡り、しんみり悲しく心がゆさぶられました。

元気で生きていられることに改めて感謝です。

東光寺から次のコースは明日へ続く。

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2009年9月18日 (金)

東京の空 

文楽観賞後、国立劇場前で撮った東京と御茶ノ水駅近くで撮った空。

東京の青空です。

東京の空を見て、智恵子抄(高村光太郎詩集)を思い出しました。と言っても、普段詩集を読んだり作ったりしている訳ではないのですが、♪東京の空、はいいろの空・・・♪という歌謡曲を思い出したのです。

それで調べてみました。

あどけない話(智恵子抄より)

智恵子は東京に空が無いといふ。

ほんとの空が見たいといふ。

私は驚いて空を見る。

桜若葉の間に在るのは、

切っても切れない

むかしなじみのきれいな空だ。

どんよりけむる地平のぼかしは

うすもも色の朝のしめりだ。

智恵子は遠くを見ながらいふ。

阿多多羅山(あたたらやま)の山の上に

毎日でている青い空が

智恵子のほんとうの空だといふ。

あどけない空の話である。

この詩を読んで、私は夏の終わりに旅行した東北の空を思い出しました。

あの時、東北の空はちがうと私は思いました。

そういえば、東北出身の知り合いの女性も東北の空は東京や熱海の空と違うと言っていました。

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2009年9月17日 (木)

久しぶりの上京(笑)

明治大学開講のサイコドラマ(心理劇、集団心理療法)スクール参加のため、久しぶりに東京に行きました。

せっかく上京(笑)するので時間を有効に使おうと考えて、国立劇場で文楽観賞と有楽町で映画「ハチ」を観ました。

なかなかの行動力と自分でもびっくり!

開講前に廊下で待っていると女性がやってきて、お話をしました。彼女はかわいらしくて凛とした印象でした。

話して驚いたのは、彼女は岡山県出身!しかもお母さんの名前は「よしこさん」だって!えっ!私と同じじゃあないですか。

話がはずみました。サイコドラマスクールで最初に話した人が同県なんて、これも何かのご縁でしょうか。人と人の出会いって、つくづく面白い!

サイコドラマの参加者は、現役の学生さんが多くて一緒に役割を演じたり観客になったりしていると、一体感が生まれてくるのを感じました。

それにしても、学生さんたちがうらやましく思えて私も学生をやりたいな~~と思った程。

参加してよかった~。

夕方の御茶ノ水駅の付近で空を見上げると、やっぱり熱海の空と違う。

まわりの風景がちがう。でも、新鮮でした。

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2009年9月16日 (水)

はじけたゴーヤの君

屋上で育てたゴーヤは、そろそろ下の方から葉っぱが枯れ始めて元気がなくなってきました。大敵の風にも負けずよく頑張って実をつけました。収穫は当初の予定(一鉢に40本)(満点大笑い!)を大幅に下回り、全部で18本。

それでも何人かにおすそ分けをしました。ゴーヤさんご苦労様。ありがとう。

一本のゴーヤの君が黄色に変色し、はじけていました。

中には真っ赤な種が・・・。したたるほどの赤!情熱の赤!

びっくりしました。

ゴーヤは身体にいいと言うけれど、その証にふれたような感じです。

ゴーヤは身体にいいけれど、夏野菜で身体を冷やすので温める食材と一緒に調理するといいそうです。

栄養学を勉強している学生さんに教わりました。

なるほど!なるほど!

(写真) はじけたゴーヤ to アスレチックコースで撮った木漏れ日

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2009年9月13日 (日)

雲隠れ富士 十国広場からアスレチックコースへ

午後から晴れたので、バスに乗って熱海峠で下車し、登り坂を歩いて十国峠に行きました。

頂上から十国五島がみえるところからこの名前がついたといいます。

頂上の広場には木が一本もはえていない広場があり、そこから富士山の雄姿が見られるはず・・・なのに、富士山はまたもや雲隠れしていて雄姿を現しません。

いいえ、と言うより雲が富士山を隠しているように思えました。

十国峠の広場でお弁当を食べ、待つこと一時間たっても雲が微動だにしないのです。

ここのところ4回は来ているのに、いじわるな雲ですね~~(笑)

でも、だから、また来ようと思ったのです。(年令の割には意欲的かな?)

すっきり富士に会えるのはなかなか難しいようです。それにしても十国峠広場は視界360度で本当に気持ちいい~ですよ。

写真は展望台から写した熱海です。今日は初島も大島もよ~く見えました。

広場からすこし足をのばすと、日金山東光寺があります。

日金の山には鬼がいる。昔から伊豆地方の死者の霊魂は、みな日金山に集まると言い伝えられ、春秋の彼岸に日金山に登ると通行人の中に、会いたい人の後姿をみることが出来るといわれており、日金のどこかに極楽と地獄があると信じられてきた不思議な山です。

広場から下って東光寺の入り口で、6月になくなったおばあちゃんに会えるかもしれないからと、お参りにきたという家族にあいました。

会えるといいですね。

草むらには彼岸花が咲いていました。

私もこのお彼岸には東光寺にお参りするつもりです。

そこから私は、保育園現役時代に、秋の園外保育で子供たちをつれて来た姫の沢アスレチックコースを下りました。

何年ぶりだろう!なつかしかった!!

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2009年9月12日 (土)

季節の変わり目

気がつけば、ぱったり虫の音がきこえなくなりました。

涼しいせいでしょうか。それとも虫がなく時期の終わりなのかな?

今日は一日さわやかで、上着が欲しいくらいの時もありました。

日中はまだまだ残暑が厳しいようです。

季節の変わり目なんだな~と感じています。

先日いった十国峠も秋の気配が漂っていました。

写真はその時撮った山ゆりとすすきです。快晴の空の下、すすきの穂はきらきら輝いていました。

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2009年9月11日 (金)

魔女ばあちゃん ②

お山の保育園の続きです。

保育園のそばに時々移動販売車がきました。魔女ばあちゃんはいつも牛乳をかっていました。

「おばあちゃんはお家で何をたべているの?」とある時、5歳のけんじ君がドキドキしながら魔女ばあちゃんに聞きました。すると魔女ばあちゃんは、「牛乳を飲んでいるのよ」と言い、他には「何も食べないの」(ばあちゃんの茶目っ気!)と言いました。

その言葉は子どもたちの心を魔女ばあちゃんの不思議な世界へとさらに誘う言葉でした。

子どもたちは「牛乳しかのんでいないなんて!それに、魔女ばあちゃんは町の病院へ行く時だって、帰ってくるときだっていつもマントを着ているし、それにバスに乗らないで歩いている。(そう、長い坂道を歩いて)

やっぱり魔女ばあちゃんは、魔女なんだと子どもたちは思いました。

おばあさんは一人暮らし、「人に迷惑をかけたくないのよ」とよく言っていました。

そして、その願いどおりに魔女ばあちゃんは山々が美しく彩られた秋のある日に帰らぬ人となりました。

洗濯物をたたみながら、ひとりで静かに穏やかに・・・

「魔女ばあちゃんはお星様になったのよ」と話すと子どもたちは「ほうきにのっていったんだね」といいました。

そう、魔女ばあちゃんはほうきにのって天に向かいみんなに「さようなら」をしたのでしょう。

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2009年9月10日 (木)

魔女ばあちゃん

40代の頃、お山の団地内にある保育園に勤めていました。

保育園の横には土手があり、そこで子どもたちと一緒に春には自然の草花に親しんだり、冬はひなたぼっこをしたりしてよく遊んだ土手です。

ある日お散歩の帰り、土手を指差して子どもが口々に「あっ!先生、魔女がいる!!」と言いました。私はその言葉にとっさに反応して土手をみて、「ほんとう・・・だ。」と一瞬ボーっとして絵本の中にでも入り込んでしまったような錯覚を覚えました。

黒いマントをかぶり黒い洋服をきたおばあさんが、土手に座り込んでかぼちゃの手入れをしており、少し放れた場所からはあたかも魔女のように見えて、子どもたちと私を驚かせたのです。

その後おばあさんと仲良くなって、会うと話もするようになったのですが、子どもたちはその姿を見かけると「魔女ばあちゃん」と呼ぶように(直接ではありません)なったのですが、面と向かうとどの子も緊張してしまうようでした。

おばあさんは96歳、色白、ちいさいからだ、目鼻立ちの整った顔はより一層、魔女の雰囲気があったから、「本当の魔女かもしれない」思いがどこかにあったのでしょう。

魔女ばあちゃん=ほうきに乗って空を飛ぶのイメージに「魔女ばあちゃん、夜になったらほうきに乗ってお出かけするのかな」と興味津々の子どもたち。

「魔女ばあちゃんは良い魔女だよね!何を食べているのかな。お家の中では何しているの?」と魔女ばあちゃんへの夢は次第にふくらんでいきました。

本当に子どもって可愛いですね~

今日も快晴。

空を見上げると魔女ばあちゃんが今にもほうきに乗って飛んで現れそうな雲がありました。

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2009年9月 9日 (水)

いちじくはなつかしき思い出の味

広島に住む姉から秋の味覚いちじくが届きました。

近所の農家で実った朝取りのいちじくです。大切に梱包してあっていたんでいません。

冷やして食べると最高! 農薬の味も感じません。まったくの自然農法。

口に入れると、まったり甘くとろけていまいます。スーパーではこの味、なかなか手に入りませんよ。

子どもの頃、家の裏の土手に父が植えたいちじくの木があって、運動会が近くなると毎日

学校から帰るとランドセルを投げ出し、勇んで土手の段々をかけ上りいちじくの木に登っていくつも頬張り堪能したものです。

いちじくを食べるのがこの頃の毎日の楽しみでした。

中学校のそばに一人住まいのおばあさんがいて、そこにはいちじくの大木がありました。

そのおばあさんはちょっと変わっていていつも怖い顔をしていたので、だから話もしたことがありませんでした。

ある日のこと、幼馴染の恵美ちゃんと「いっぱいなっているね。」「うん、なってる。」「おいしそうだね。」「うん。」「食べたいね。」「うん、食べたい。」とその大木の下に立ち、いちじくに憧れ、「たった一つでいいからそっともらいたいな。」とあわよくば手を伸ばしたい欲望を抑えながら、空に近い大木を見上げていると、家の裏の木戸がギーっと音をたてて開きました。

「どうしよう!おばあさんがいたんだ!」と二人は思わず顔を見合わせ、ドッキン、ドッキン胸の高鳴りを感じ、走って逃げる準備をしていました。

するとおばあさんは「いちじくが欲しいのか。」と言いました。二人は声をそろえて「うん、ほしい。」と言うとおばあさんは、しわだらけの顔をもっとしわくちゃにして笑って「木に登って採れ。」と言いました。

二人はもう、それはそれはお猿のようになっていちじくをいくつもいくつも採っては食べ、採っては食べしたのでした。

あの日から私と恵美ちゃんはおばあさんと仲良くなって、よく一緒に遊びました。

あ~あ、いちじくはなつかしき思い出の味。

だから、今もいちじくだ~い好き人間の私がここにいるのです。

姉が送ってくれるいちじくは、子どもの頃食べたいちじくそのものの味です。

あ~あ、しあわせで~す。なつかしさがこみあげてきま~~す。

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街の通りから一瞬ピンクの空が見えあっという間に消えてしまいました。

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2009年9月 7日 (月)

秋の陽をあびて なでしこが・・

十国峠はすっきりの快晴で気分も爽快。

なでしこが可憐に咲いていました。

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2009年9月 6日 (日)

満月から父つながり

昨夜は屋上で1480円のビニールパイプ椅子にすわり、しばらく満月をみました。

子どもの頃住んでいた家のお風呂から目の前の山から昇る月をみた→五右衛門風呂 →近所の子ども達と一緒に焚き木集め → 二宮金次郎スタイル → 焼き芋 → お父さん(お風呂を焚いてくれたり、焼き芋をしてくれました)

と繋がっていきました。おもしろいですね。

母の太陽に比して父は月のような存在だったかなと思い出され、なんだか月が父の顔に見えてくるようで不思議でした。

高卒後故郷を離れ、あれが父との別れでもありました。(その後一緒に暮らすことはなかったので)

改めて思い出すと、もっと逢ってもっと話をしたかったと・・・後悔している自分がいるな~と気づかされます。

”心が乱れている時こそ、月をめでなされ。心が落ち着くとよい思案も生まれてきまする”

(天地人 本日、直江兼継の妻お船さんが言っておりました)

「はっ、はい。私もそうしまする。」(笑)

今夜も濃いオレンジの幻想的な月が昇りました。

(写真) 日没後の西の空(土手から)

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2009年9月 5日 (土)

十国峠で そして今夜は満月

今日は快晴

十国峠へいきました。期待した富士山は雲に隠れていました。富士山のそばにだけ雲があり残念!!

富士山にはいつも心惹かれるものがあり、姿をみたいとあこがれますね。

峠展望台の広場に源実朝の碑があります。そこで昼寝をしている男性がいました。

その人は湯河原からマラソンで十国にきて、休憩後函南まで走っていきました。「今夜は満月だから・・。」と言って走っていきました。

富士山マラソンにも参加したことがあるそうです。

すごいですね~~。

3人の若い女性にも出会いました。そのうちの一人は三島市に住んでいるインド人の理知的で可愛い人でした。日本語も上手でびっくり!!

インドから一人でやってきてすごいな~。頑張っているんだねぇ。

彼女は自分でナン(パン)を焼くそうです。おもわず「食べたーい。」と言ってしまいました。(笑)

十国峠も夏の終わり、秋の気配を感じました。

秋の草花もけなげに咲いていました。

そして、今夜は満月

うっすらなまり色の水平線の少し上にオレンジ色のまんまるい月が昇りました。

神秘的な月です。十国峠ですすきの穂にゆられながら、この月を見るのも風情があってステキでしょうね。

怖くていけないけど(笑)

(写真) 富士山がうっすら見えますか?

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2009年9月 3日 (木)

夏の終わりに

土手は秋の気配

どんぐり仲間の木の実が落ち、鈴虫がなき、波の音だけがきこえてちょっぴり寂しげな風景になりました。

今度、ちびとももが来たら土手デビューをさせ、一緒に木の実ひろいをしようと思います。

木の実を見つけて「あった~~。」、また見つけて 「あった~~。」と次から次へと飽きもせず、可愛い声をあげるちびとももをほほ笑ましく思い浮かべます。

夏の終わり

夏の終わりにドライブしましょうと友だちに誘われています。

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2009年9月 2日 (水)

お笑い芸人さんが・・名前わからないっす!

後楽園ホテルのそばまで歩いていくとびっくりしました。

お笑い芸人の・・・、広島県出身の、あの人・・・ほらほら!あの人・・・ひょろっとして、ちょっと頼りなげな・・・ねっ!わかるでしょ?

私、名前を思い出せなくて・・。

びっくりして足を止めると、「あらあらっ。」とその人。「いつもテレビ見てますよ。姉と妹が福山にいるんですよ。」「あっ、そ~。ぼく、福山の北のほうですよ。じゃあ元気で。」とってもきさくで優しさが伝わってきました。

いい人なんだなーと思ってもまだ名前をおもいだせませ~~ん、のでした。

そこで、もと保育園児の17才のK君にメールをして聞きました。すると、「わからないっす。すみません。」の返信あり。

「わからないっす」なんて、なんだか楽しいっす!!(笑)(若者流)

なんだか楽しいですね。

歩いて熱海港の釣施設のところまでやって来ると、数人のお笑い芸人さんが出てきました。名前がすぐにわかったのは上地さん。

どうやらロケがあったようですね。

それにしてもK君の「わからないっす」は今日一番のフレッシュ!で何度も思い出し笑いをしています。アハハ・・・・。ゆかい!ゆかい!

あっ、そうそう、あの芸人さんは広島県出身のアンガールズ、田中さんでした。

(写真) 十国峠から見た日没時の飛行機雲P9012133

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2009年9月 1日 (火)

神がかり的な巡り会い

9月がきたよ~つくつくほうしがそういった~ と保育園から風にのって、この歌が流れてくる頃になると毎年思い出すことがあります。

「あれっ、たっちゃん?」私が熱海に住むようになった40年前のこと、清水橋ですれ違った男の子6人の中の一人に「まさか・・。」と信じられない気持ちで声をかけました。

男の子達は、一瞬びっくりした顔を見せたかと思うと、なぜかどんどん早足で逃げていくのです。

逃げる子どもを追いかけて、私は子ども達を家に連れてきました。

子ども達とは、その時から5年前まで私が勤めていた兵庫県加古川市の養護施設で受け持っており、社会の底辺で寂しく悲しく生活していた子ども達でした。

「どうしたの?なぜ熱海にいるの?」と私が問うと、「わいら、みんな就職してるんやけどな、休みを一緒にとってな、熱海に来たんや。」

「そーう、中学を卒業してもうみんな社会人なんだね。」

「そうや。」と言う言葉を疑う余地もなく、みんなで作ったカレーを食べながら施設で一緒に過ごした思い出話をしていました。彼らはカレーを「おいしい!」と言っておかわりをして食べました。

話しながら時間が過ぎていくうちに、懐かしい彼らの顔や様子にかげりを感じるようになり「なんか違う・・この子達、本当に就職している?」という思いが沸き起こってきました。

「仕事は何をしているの?」「どこに住んでいるの?」と、私の突っ込んだ問いかけに、あの頃いちばん無邪気で子どもらしかったたっちゃんが、「わいら、学院がいやになって逃げて来たんや。」とぽつんと言いました。

私ははじめて彼らが早足で逃げていった意味を理解し、一瞬血の気が引くのを感じながら子ども達の顔をひとりづづゆっくり見回しました。。彼らは「もううそはつけない」とあきらめて、一気に緊張の糸がときほぐれ、かえってほっとした顔にに変わっていました。

詳しく聞いててみると、学院に居るのがいやになって学校へ行く振りをして上り電車にのったこと、盗みなどの悪いことはやっていないこと、数え切れないほどある各駅で熱海には知っている人がいるという心つながりで行動したこと、無賃乗車で乗り継ぎをしてたどり着いたこと、乗務員の見回り時にはドキドキしてトイレに身を隠したこと、熱海駅でおりて改札外から出てずっと下ってきたこと、先生(私)に会いたいと思いながら歩いていたこと、そして偶然にも私に巡り会ったことがわかりました。

加古川から熱海へ、「この子達はどんなに心細かったことか」と、その心根を思うと胸がいっぱいになり、彼らを抱きしめてあげたい衝動にかられながら、「こんなことがあるなんて!これは偶然じゃあない。神様は確実にいらっしゃる。」と思いました。

そして何より子ども達が無事であったことに感謝しました。

あわてて施設に連絡を入れると、子ども6名が行方不明になり大騒ぎになっていて、県内に捜索願をだし、見つからないので全国に捜索願を出す寸前とのことでした。

翌日、施設の副院長先生と指導員の先生がが迎えに来て、無事子ども達は帰っていきました。

あれはなんて不思議な巡り会いだったのでしょう。夢の中での出会いだったのかとさえ錯覚します。

もし、あの時、お使いに出る時間がほんの数分ずれていたら、あの巡り会いはなかったでしょう。あの子達は不安に襲われ、路頭に迷い、空腹に耐えられず悪いことをして逃げていたかもしれません。

生きていると本当に不思議なめぐり合わせや、偶然で意味のある出会があることを実感した忘れられない出来事でした。

何かの力に導かれた、そう思うのです。まさに神がかりであったと思うのです。

思い出すたびにあの時会えて本当によかった、ありがたかった。また、うらはらにあの時あそこで子ども達に巡りあっていなかったらと思うと、今でも恐ろしい気がします。

彼らはもう50才位になっているのでしょうか。会ってみたい気がします。

(写真) 十国峠からの夕日

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